「言葉が先か、音楽が先か」
今日は音楽が作られるときに「言葉が先か、音楽が先か」というお話を聞かせていただきました。
日本の一番最初の作曲家は、組歌「四季」を作られた滝廉太郎。「花」が有名ですね。
滝廉太郎は、ドイツで音楽を習った人に教えて頂いたため、滝廉太郎は海外からも絶賛される曲を作っていたそうです。
その後、曲に日本語を乗せて曲が作られる動きになり、代表的な方は「山田耕作」。
「荒城の月」は曲に日本語をのせたので、日本語の表現に合わせた曲調ではないそうです。
しかし、「からたちの花」は、日本語の表現を大切にしながら曲にのせているので、メロディーが変わっていくそうです。
いままで何気なく歌っていた歌も、作られた時代背景やその時伝えたかったことなどを考えながら歌うと、より気持ちを込めて歌えますね。
子供向けの歌もあり、「さっちゃん」や「犬のおまわりさん」など、相手に語り掛ける、問いかけるような歌もあり、言葉の持つ意味を大切にしている歌もあり、歌には心が引き寄せられる魅力を感じます。
中館先生の『「言葉」には重い意味があります。合唱をやっている人には、この言葉にどんな意味があるのか、どんな背景があるのかを理解しながら歌うことを大切にしていきたいと思っています。』の言葉がいつもの中館先生らしくて心に響きました。
高田三郎先生(国立音楽大学の先生でもあった)の「水のいのち」日本の合唱曲の中のベストセラーだそうです。
高田先生は、50歳を過ぎてから合唱曲を作り始めたので、言葉の選び方が素敵で、その言葉やメロディーが生きられる曲を作られる方だそうです。
先生の曲は日本語を語るように歌を歌うことができるそうです。
いつかみんなで歌いたいですね。
4月は対面レッスンをしたいですね。
皆さんで一緒に歌える日まで、歌に対する思いを大切にしていきましょう。